孔子廟公式ブログ

孔子廟の今を長崎孔子廟・歴代博物館の副館長「小林」が毒とパンチを効かせてお届けします。

今夜、貴方と見る熒。

2020.08.24

皆様こんにちは。一週間の始まりです。
そしてもう8月も下旬となりました。
上半期が過ぎ、夏が終わりを告げようとしているぅ・・・。
一日一日が矢のごとしです。ぼやっとしていたらあっという間に年が明けてしまいます。
気を引き締めて生きていきたいです。

死に場所の話

物騒な見出しですがどうという事はございません。
館長と私の共通単語になっている“死に場所”というのは、孔子廟の池周りを指します。
何故死に場所というと、、すみません。言葉がよろしくないですね、

孔子廟の中には池がございます。

この池はスケールは違えども北京の紫禁城のお堀を擬えて
造られております。と、館長から教えてもらいました。

コンパクトながらも肥えに肥えた鯉がのっぺりと泳ぎ、中央には橋が架かり、
鳥居を潜った先には龍のタイル画や貴重な太湖石が積まれ・・・

中々どうして、落ち着き癒やされる良い場所なんです。が、孔子の木が生い茂ってるため
閑静過ぎるのか割と見過ごされがちなスポットであります。勿体ない。
この場所をもう少し日の目を浴びられる場所に出来ないかなぁ、
と時折考え、
今年の長崎ランタンフェスティバル(長崎市の冬の一大イベント)時は
其処に割と凄い数の竹ランタンを設置してみました。

竹ランタン、所謂竹灯籠は仏教の伝来とともに渡来し神社の献灯としても用いられるようになった、、、とな。
神聖でありきちんと意味のあるものなのですね。

確か、、もうはっきりと覚えていないのですが、
竹ランタンの灯りとなるLEDライトを選定する時、、
全ての電飾を2つの電源に集約させる必要があり、それはまぁ良しとして
竹の中だけを光らせるためには地中を這わせる延長コードの長さがどれ位必要だとか、
やれ折り返し地点がどうだとか、敷設するルートとか。
そういう色々が途中からもうどうにでもなれ状態になってしまい、
完全に選定を誤った状態で発注してしまいました。

“誤った”というのは語弊がありますね。分かってて気付かないふりをしていた、です。

実際、未来君と一緒に電飾を敷設したのですが、(未来君は天性の器用人間なので
こういう時とても有能です)
未来君「小林さん、、これ竹だけじゃなくて地面や空中まで光りますけどいいんですか」
という声に対して(くそ・・・っ。嫌なところ気付いたな)
と最後まで聞こえないふりをし続けました。

本当に、、これはもう言ってはいけない醜態なのですが、
ランタンフェスティバル初日の点灯式まで竹ランタンを点灯させませんでした。
見たくありませんでした。想像するイメージとかけ離れていたら、
きっとランタンフェスティバル最終日まで自己嫌悪で落ち込んでしまうので。

でも、意外と綺麗でした(あっさり)
むしろ地面や空中の至る所が光っているおかげで幻想的でした。

山積みの太湖石に設置したすだれ状のイルミネーションがダメ押しとなりました。
結果オーライ、ですがあの時の私の取り組みの姿勢はとってもよろしくなかったです。
未知なる物を恐れてはいけませんね。

とどめの、SNSで告知したこのキャッチフレーズ。

“今夜、貴方と見たい熒(ひかり)がある”

貴方って、、、。熒って、、、恐ろしい事に環境依存文字であります。
改めて我ながら羞恥でいっぱいです。どんな心理状態だったんでしょうか。
そういう黒歴史を塗りかえながらタフな人間になっていくんだなぁ。

こんな話ですみません。あくまでも成功事例として記載しております。
そんな竹ランタンですが、機会がありましたら常設出来れば良いなぁと思っております。

光は心奪われます。熒の力は驚異なり。。。

それでは、、次回もハイペースな更新目指して頑張りますっ。